バイクと(ノ)・ω・(ヾ)まったり

2ダボとトリシティ乗りの日常をつらつらと。

トリシティ 1000km経過 じっくりインプレ(2)

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さて、前の頁ではネガな部分を中心に書いてきました。
今回は前二輪によるところの感想とスペックを書いていきます。


いろんなインプレで、バイクのように操れると書かれていますが、完璧に2輪感覚で操れるわけではありません。
私も最初は、2輪の感覚で、+αで安定感やグリップ限界性能が付与されてるものだと思ったのですが、その感覚ではダメなようです。
2輪感覚でコーナーに入ろうとすると、というかただの交差点でもなんですが、トリシティは思ったような車体の倒れ方、ライン取りをしてくれません。
車体に振り回されているような。
直線でさえ、フロントが野球ボール大のバランスボールに乗っている感覚で、なぜかバランスは取れているんだけども重心がころころと左右に振れてしまい、常に下腹部に力が入ってしまって真っ直ぐ走ることもできませんでした。
もちろん個人差があり、私がド下手なせいだと思うのですが、結局走行に慣れるのに40分ほどかかりました。
それでもバンクを深くとったりUターンは怖い...

ただ、その日は試乗でしたが、次に納車の際に乗った時はあっけなく普通に乗れたので、二日も乗れば慣れる類のものではあると思います。
それでも取り回しの挙動など、細かいところで2輪との違いがあるので慣れが必要なのには変わりありませんが(^^;


ちなみに1000km慣らしをしたりで一週間ほどトリシティにのみ乗っていた結果、仕事でベンリィに乗った際にただの直線なのにやたら車体が倒れたがって焦りがありました。
トリシティはある程度バランスの取り方が雑になっても走れてしまうようで、トリシティ様様だなと思ったりはしたのですが(^^;



上に書いた操作感の違いについては、試乗の際に前二輪のメリットを堪能する間もなくネガとして受け取ってしまった部分でしたが、慣れることができる類のもので安心しました。

ここからはメリットについてです。


・ブレーキについて

非常によく効きます。他車種に比べても、ドライでもよく効きますが、レインでも思い切り握りこんで行けるので圧倒的なメリットになります。
フロントダブルディスクというのもあると思いますが、それ以上に2輪の場合以上に握り込めるのが大きいと思います。
コンビブレーキについては出来が非常に良いです。
前メインで効いてる感じで、バランスも良いので左手だけで安定して止まれます。街中なら強いブレーキをかけるにしてもこれで充分と感じます。
油圧でバランスが良いのでワイヤー車のようなコンビの効き方とは違って、私も最初はコンビキャンセル前提でしたが雨天走行などがある場合残しておくのも強い味方になる選択なのかなと思います。

ちなみにキャンセルは、ブレーキレバー同士がワイヤーで繋がっているのでそのタイコを外すだけです。


・すり抜けについて

しやすいです。通勤快速から乗り換えても、その役割は引き継げると思います。
低速でも安定しているのと、轍などの影響を受けないのが大きいです。
もちろん後輪が轍に乗ると滑りますが、前二輪が踏ん張ってるのでそれほどでもなく、2輪の場合2輪とも滑ることを考えたら差は大きいですと思います。
また左から抜けていく際、例えばアスファルトと砂利や草地の境になっていて、さらに段差があるような場合でも抜けていくことができます。なので、2輪では進めないけどトリシティなら進める、という状況もよく出てきます。
車幅もPCXより小さいので、すり抜けについては心配する必要はないと思います。


・乗車感について

横風に吹かれても安定感しています。あまり横に流される感じはありません。
乗っている感覚で言うと、電車に乗っているような感じです。
サスがエアで、レールの継ぎ目を感じないような。
もちろん路面状態はよく伝わってきますが、ホントに、例えるなら電車なんですよね。
あとは車。特に3列のバン。
動画でエルグランドと例えてましたが、別にVOXYでもなんでも良いんですがほんとにそう表すしかないんですよね(^^;
まず目線が高く、ゆったりした走行感。加速が速いわけではないですが、坂道などでアクセルを開けた時の頑張り方等は、モロにそういった車種のものです。

実際割と車っぽいと感じるのですが、例えば車線変更する際に、2輪で、できるだけ車体を傾けずにやろうとすると結構な距離がかかります。
トリシティの場合、できるだけ車体を傾けずに車線変更するとかなり短い距離でできるんですね。車の車線変更かと思うくらいの。
あとはヘッドライトの照射範囲が横長です。
これはHIDに替えているのが原因かもしれませんが、車のような照射範囲。しっかり光軸調整しないと青看板に届きません。
あとはコックピットから見える作りが車のダッシュボードっぽい(笑)

まぁ私の特殊な感じ方によるところではありますが、どうもこういった作りが、今までの2輪車と同じくくりで見るなよ、比較するなよ、これは第3の移動体だ!というようなヤマハのメッセージを感じます。
これが受け入れられるのかどうか、流石にR1の二の舞にはならないと思いますが(と願ってますが)どうもプロトタイプ、試験車両扱いっぽい雰囲気があるので今後の展開に期待ですね。

.......内心迷車両になる気がしないでもないです(^^;




あとは目に見える結果ですと、燃費ですね。
今のところ、0〜1231kmで、7回給油した結果

平均燃費43.24
最高燃費46.50(2回記録)
最低燃費35.80

京都〜東京を往復した結果です。
最高燃費は、御在所山を越えはしましたがバイパスメインでした。
最低燃費は、東京の街中を120kmほど走っていました。
普段使いですと、最低燃費のあたりになりそうな気配です。
燃費走行しようとすれば稼げるようですが、長距離がいろんな面でラクなのでよく長距離に使われるなら良い燃費が出そうです。


最高速度については、荷物を積んで富士川の橋の上(多分フラット)で101キロ、出ればいいなぁ〜と妄想してました。
さらにそこから少し伸びそうな気配....があるといいなぁ〜とも思ってました。

実際どうなんでしょうね?(^^
ちなみに体重は結構軽目です。




こんなもんですかね。
あとはネタができ次第。

とりあえずウィンカーのLED化行いましたが、手順等はまた記事にまとめたいと思います。
先に言っておくと、クッソ面倒です。
と言ってもやることはリレーと球を替えるだけなんですが、リアウィンカー球の片方を外すだけで14本のネジ類を外す必要があります。
燃料コックを開けて、メットインを外して、リアカウルを外してサポートの金具を外してタンデムバーを外してやっと手が入ります。
一応サイドカウルからもいけますが、タンデムバーまでは行かないといけません。
リアカウルからはフレームが邪魔で不可能です。

フロントウィンカーはまだマシで、風防を外してV字のフロントカウルを外します。
それでアクセスは可能ですが狭くウィンカーを回したりができないのでさらにキーシリンダー周りのカバーを外します。それで左右交換可能になります。

T10ウェッジ、リレーはL字なのでLED化したい方、球を交換したい方は試してみては。
ぱっと見アクセス手順がわからないので、店に待っていっても自分でやっても時間は対して変わらないかもしれませんw